自分らしさって何だろう?
「自分らしく生きよう」
「自分らしさを生かして」
こんなフレーズに戸惑ったことはありませんか?
自分と向き合いながらさまざまな学びを通して、今わたしが思う「自分らしさ」をまとめてみました。
自分らしさって何?
「○○ちゃんらしいね」
「○○らしくないじゃない」
私たちが誰かを見て感じるその人らしさというのは、どこに…何に…感じているのでしょう?
人には、〜な時、〜な風に捉えて、〜な行動をとる…といった、価値観や思考に戻づく感情や行動のパターンであったり、あの人は〜が好きで〜が嫌いといった好き嫌いや得意不得意があったりします。
他者が思うその人「らしさ」は、反応のパターンや嗜好、能力などその人を表す特徴的なことをいい、自分が思う「自分らしさ」は、「自分はこんな人間だ」という自分に対するセルフイメージなのです。
だとするとその「らしさ」の元になる価値観や思考、嗜好や能力、自分のセルフイメージなどは、どのように出来たものなのでしょう?
自分らしさのつくられ方
生まれたばかりの時はそれぞれの「気質」はあるにせよ、そうした「らしさ」の元はありません。
その「らしさ」の元は、育ってきた環境の中で、親をはじめ周囲の人たちや社会といった外部から取り入れたり、自分で思い込んだり…あるいは経験を通して、自分を幸せにするために作ったマイルールであったりするのですね。
子供の頃の私たちは、まずは親の価値観のもとで成長します。
特に子供の親への忠誠は命がかかっている分大きくて、常に親が愛情を与えてくれる自分であろうとします。
まだまだ子供ですので、親の真意を汲み取れなかったり誤った解釈をして、不合理な信念や思い込みを持ってしまうことも多々あります。
その後も経験を通してあらゆる感覚を発達させつつ、様々な学びや体験の中でたくさんの能力を開花させながら、自分は何が好きで何が大切で、どうありたい人間なのかを自分で規定していくんですよね。
そうやって積み重なった、無数の思い込みや感情や経験の記憶からなる反応のパターン、嗜好や能力を含む特徴と未来の展望といった「過去と未来」から、セルフイメージ=自分らしさが構築されているのです。
自分らしさがもたらすもの
人の意識は95~97%が無意識(潜在意識)と言われますので、無意識にある信念やセルフイメージに則った行動をとりますし、そうすることでまたその信念や思い込みからなるセルフイメージを強化して生きているのですね。
それらが自分本来の輝きを反映したものであれば、そのセルフイメージのまま生きて行くことで、満足度の高い人生が送れるでしょう。
ですがそうでなく、「自分には価値がない」とか「何をやってもダメだ」など、不合理で望ましくない思い込みを持ち、自分の喜びとかけ離れたセルフイメージを持ってしまうと、どこか生きづらい人生になってしまいますね。
そうした場合に冷静に考えてみてほしいのは、その不合理な思い込みや信念…そしてそれらから作られたセルフイメージは事実ですか?ということです。
親も一人の人間ですから完璧ではありませんし、価値観や正しさも時代とともに変化していきます。
ですから自分の成長とともに身についた能力やマイルール、信念だって書き換わってもいいはずですよね?
セルフイメージの「自分」ではない、命のままの喜びとともにキラキラと輝いている自分がいますね。
その「自分」は今の「自分らしさ」にどのぐらい反映されていますか?
「自分らしさ」を輝かせて
とはいえ、色んな思いを抱えて沢山の制限の中を、懸命に生きてきた自分達だって紛れもない自分ですものね。
一番大切なのは過去の自分も含めすべての自分に、まずは許可を出すことかなと思います。
もともと私たちは、何が出来ても出来なくてもありのままで輝くかけがえのない命ですから、大切なのは自分はどうしたいのか…どうありたいのか…です。
この地球という場所へ肉体を持ってやってきたのは、何を体験するためだったのでしょう?
それを本当は知っているはずですね。
無意識に受け入れてきたこれまでのパターンではなく、ひとつひとつの物事を身体や心を開いてていねいに感じてみること…それをもとに選択してみること…それを繰り返していく中で、蓄積された経験という無意識の中に、これまでの反応とは違う新たな体験が加わっていきますね。
また、出来てしまっている思い込みや潜在意識であっても、変える方法は沢山ありますし、それらが変わることによって、より自由になり人生の彩りもこれまでとは違ったものになっていくでしょう。
私たちは常に「自分」を更新し続けているんですよね。
私たちはそれぞれの願いを叶え幸せになるために生まれてきました。
過去と未来を味方につけて「自分らしさ」を輝かせて幸せに生きていきましょう。
*体験セッションのお申し込みはこちらから