癒しの先にあるもの 〜一瞬で次元を変える力と、癒しの順序〜

私たちは、つらい出来事や心の痛みを経験すると、 その原因を探り、癒していくというプロセスを辿ります。

そして、ある程度まで癒しが進んでくると、 「もう、原因を掘り下げなくてもいいのでは?」 「今この瞬間を選びなおすだけで変われるのでは?」 そんな問いが心に浮かぶようになります。

その感覚は、とても自然で、本質的な変化の兆しです。

目次

癒しを飛ばしてもいい? 俯瞰・メタ認知のワナ

最近では、「痛みを見ずに高い視点から観る」 「すぐに気づきに変える」というアプローチが流行しています。

もちろん、メタ認知(俯瞰)や気づきの力はとても有効です。 しかし、ここで注意したいのは、 「癒しきっていない痛みを飛び越えて、 メタ認知だけで変わろうとすると、 実はどこかで歪みが出る」ということ。

スピリチュアル・バイパスという現象

癒しが足りないままに高い視点だけを保とうとすると、 以下のような状態に陥ることがあります。

  • 頭では「私は満たされている」と言い聞かせているが、 体や感情はまだ悲鳴をあげている
  • 感情を処理せず、「俯瞰した自分」で覆い隠す
  • 反応しない私を演じて、どこか不自然になる

これをスピリチュアル・バイパスと呼びます。

高次の意識に逃げ込むことで、 本来向き合うべき痛みや感情から離れてしまうのです。

癒しは、メタ認知の土台になる

深く癒された人ほど、メタ認知が自然で穏やかなものになります。 それは、「感情を否定しない」「痛みを置き去りにしない」 という優しさに支えられているからです。

癒しは、メタ認知や次元上昇のための土台であり、 そこをすっ飛ばしてしまうと、 結局またどこかで戻されるような感覚が訪れます。

じゃあ、どうすればいい?

正解は、「どちらか一方」ではなく、 癒しと気づきのバランスをとること。

癒しきれた部分からは、自然と軽やかに手放せるようになります。 逆に、癒しきれていない部分は、まだ抱きしめてあげればいい。

焦らなくていい。 比べなくていい。

あなたの魂は、 どの痛みにどれだけ時間が必要か、ちゃんと知っているから。

一瞬で次元を変えるとは?

すべてを癒しきったあとに、 私たちは「意識で現実を変えられる」次の段階に入っていきます。

それは、こんなふうに起こります。

  • 「もう大丈夫」と内側で宣言する
  • 「これはギフトかもしれない」と捉え方を変える
  • 深呼吸して、今に戻る
  • 「自分を愛してもいい」と許す

そう、 一瞬で次元を変える力は、 実は“すでに癒されたあなた”の中に眠っているのです。


癒しの道を歩んできたあなたなら、 そろそろ、次の扉を開く準備ができているかもしれません。
でも、まだ癒しの途中なら、 それもまた尊く、かけがえのない旅の時間です。
どちらであっても、あなたの在るがままが、愛しい。
どうか、自分のペースで進んでくださいね。





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