人生の創られ方と創りなおし方

私たちの人生はいつだって「ここから」変えていけるんだなぁって実感しています。
無意識であっても自分が決めたことは選び直せるからなんですよね。
今日は私たちの人生がどのように創られているかの仕組みや創りなおし方についてお伝えします。

目次

ひとり一人異なる心象風景

例えば「男は・・・」と聞いて、そのあとにはどんな言葉が続きますか?
人によって「頼もしい」「力強い」「理性的」「いばる」「寛容」「責任感がある」などなど持つイメージは千差万別だと思います。

これは「女は・・・」でもそうですし「上司は・・・」「食事は・・・」「仕事は・・・」
「幸せは・・・」など何についても言えることです。

物事についての心象はひとりひとり異なり、同様に同じ物事を見たり聞いたり体験したりしても、その景色はひとりひとり異なります。
それはその人の生まれ持った資質はもとより、育った環境によって、ものの見方や、感じ方、価値観や捉え方がそれぞれ異なるからなんですね。

思い込みというサングラス

このように人は過去の経験から自分の中に様々な前提=思い込みを作り、それに従ってこの世界をみています。
前提となる思い込みは、いわばこの世界を見るサングラスのようなものです。
「ひとり一人が独自のサングラスをかけている」と思っていただけるとわかりやすいかと思います。

そしてそのサングラスが例えば
「この世界は怖いところだ」という思い込みであれば、どこにいても安心できず
「叱られるんじゃないか?」「騙されるんじゃないか?」と妄想してしまい、怖くなってしまうわけですね。

ですが実際には、世界はいい人もたくさんいますし、美しい光景もたくさん目にすることができます。
なのに、ひとりで勝手に思い込みに基づいて妄想を膨らませ、ビクビクしたり、嫌な気持ちになって
行動できなくなってしまったりするわけですね。

ですからまずは、自分の中にどんな思い込みがあるのかに気づくことが大切です。

無意識の自動反応

実際に私たちの日々の行動は、次のような反応のパターンで繰り返されています。
それは無意識に組み込まれているので、そのほとんどが自動反応です。

出来事 → 思考 → 感情 → 選択・行動 → 結果

何か出来事があった時に、勝手に思考が湧き、それに反応して感情が湧き、それに基づいて
行動を選択し結果につながる・・・というパターンです。

例えば、Aさんは「上司が無言で見ている」という出来事に対し→「自分が悪いことをしたのかな?」という思考が湧き→「嫌だな・怖いな」という感情が湧いて→「緊張をしてミスしてしまう」→という行動につながり「ミスの多い人という評価を得る」という結果につながる・・・というような具合です。

ですがこれはみんなが同じではなく、Bさんは、「上司が無言で見ている」という出来事に対し→「調子でも悪いのかな」という思考が湧き→「かわいそう・心配」という感情が湧いて→「大丈夫ですかと声をかける」という行動につながり→「気配りができる人という評価を得る」という結果につながる・・・というパターンになったりするのです。

思考の前提となる思い込み=世界を見るサングラス

では同じものを見た時に違う反応をしてしまう、両者の違いはなんでしょうか?
これこそが前提=思い込み=ビリーフであり、出来事思考の間に作られた世界を見るサングラスです。
このサングラスが前提として思考を支えているわけなんですね。

先の場合ですと、前者は「自分には価値がない」という前提=ビリーフを持っており、
後者は「自分には価値がある」というビリーフを持っているようです。

こうした場合、私たちは結果を変えようとして思考とか感情とか行動にアプローチすることが多いと思います。

例えば先の例ですと、
Aさんの「自分が何か悪いことをしたのかな?」という「思考」がネガティブだからダメなんだ…と湧いてきた思考を否定して、「ポジティブシンキング」をしようとしたり、
「嫌だな・怖いな」という「感情」をコントロールしたり、心に蓋をして無いことにしてしまったり、はたまた「緊張してしまう」という「行動」を何とかしようとアプローチしたりするようなことです。

ですが本当の原因は、出来事と思考の間にある前提=思い込みなので、大元の原因が取り除かれないとモグラたたきと一緒で同じことを繰り返してしまうんですね。

人生を創っていく強化行動

実際私も長年同じことを繰り返してきました。
そして繰り返せば繰り返すほど、実はこの思い込みを強化していきながら人生を創っていたんですね。

どういうことかというとAさんは、自動反応のパターンに乗った結果「ミスの多い人という評価」を得ます。
このことは、Aさんの「自分には価値がない」を”ほらやっぱり自分には価値がない”と強化してしまいます。
一方でBさんは、自動反応の結果、「気配りのできる人という評価」を得ます。
これはBさんの「自分には価値がある」を強化していきます。

このように自分の思い込みを強化しながら、様々な反応を繰り返して人生がつくられていくわけですね。

思い込みを手放して人生を変える

この前提=ビリーフというのは育ってきた過程で15歳ぐらいまでに、周囲の影響を取り込みながら自分で決めたものです。
生まれ持った資質は変えることができませんが、自分で取り入れたビリーフは自分で変えることができるんですよ。

私たちには顕在意識がありますから、意識をどこに向けるか…ってとっても大事です。
あえて「不合理な思い込み」に意識を向けなくてもよいのでは?と思うかもしれませんが、そのままにしておいて顕在意識だけで何とかしようとすると、いずれ努力逆転の法則が働くことになってしまいかねません。

もしも生きづらさや同じお悩みを繰り返すなら、それは潜在意識にある思い込みのせいかもしれませんね。
あなたが望めばいつからでもいくつからでも変えていけますよ。
是非ご一緒に幸せ人生を楽しんでいきましょう。





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