ついつい我慢しちゃう人って…

あなたは日常の中で
「つい我慢をしてしまう」「なかなか人に甘えられない」「迷惑をかけちゃいけないと思う」「人に頼るのが悪いと思う」というような思い癖はありませんか?

今日は上記のような方の特徴や弊害、思い癖の原因や対処法についてお伝えしていきますね。

目次

「つい我慢をしてしまう」ということは

「つい我慢をしてしまう」人の特徴

「つい我慢をしてしまう」「なかなか人に甘えられない」「迷惑をかけちゃいけないと思う」「人に頼るのが悪いと思う」そうやって人を優先させてしまう人は、次のような特徴があります。

  • 人に対して指示的、支配的になりがち(親的な立場をとる)
  • 何でも率先してやらなければ気が済まない
  • 本当は面倒を見てほしいのに人の面倒をみる役回りになる
  • 可哀想な人に過度に共感的、同情的
  • 誰からも気に入られたい気持ちが強い
  • 誰に対しても「いい子」や「いいひと」であろうとする
  • わがままを言えない
  • 感情表現が苦手で自然に感情を出せない
  • 人に頼れない、甘えられない
  • つい人に合わせて本心じゃないことを言う
  • 人に気を遣いすぎる

いかがですか?あなたはいくつ当てはまりますか?
 
 

「我慢」をし続ける弊害

「我慢」は社会のルールの中で多様な人たちと関わっていく為には、ある程度は必要なものです。
しかしながら、出ようとしているものを無理やり押さえつける行為ですから、その使い方によっては心や身体に大きなダメージを与えることにもなりかねません。

「我慢」は本来、ここぞという時のためのもの。車でいうとブレーキのようなものです。
ですから、かけっぱなしというのはアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものです。
同時に両方を踏み続けていたらどうでしょうか?
いずれはアクセルかブレーキ、もしくは両方が壊れてしまいますね。

「つい我慢をしてしまう」原因

もしもあなたが、ついつい我慢ばかりをしてしまうなら、それはもしかすると小さい頃に身に付けた思い込みのせいかもしれません。

「つい我慢をしてしまう人」が育った環境

「つい我慢をしてしまう人」は以下のような環境で育てられていることが多くあります。

  • 親がしつけの厳しい人だった
  • いつも親が大変そうだった
  • 過度な期待を背負わされた
  • お兄ちゃん(お姉ちゃん)だからと我慢をさせられた
  • 家庭の事情で親の代わりをさせられた
  • 親がいつも不安定で親の感情の面倒を見ていた

いかがですか?心当たりはありませんか?

上記のような環境で育った子どもは、十分に子どもとしての期間を過ごすことが出来ず、自らの価値を低く見積もってしまったり、自ら「子供であってはいけない」と決断し、自分よりも人を優先してしまいます。
また、自分を優先させたり、子供らしく振舞うことに罪悪感を持ってしまい、それを大人になっても繰り返してしまうのです。

子どもがすこやかに育つには…

本来、子供がすこやかに育つには、実は十分な甘えが必要です!
上手に甘えさせてもらった子どもは、親への信頼感が育ちそれが世の中への信頼となって、心の中に自立へと向かうベースができるんですよね。

ただし「甘えさせる」のと「甘やかす」のは別ですよ!

「甘えさせる」というのは、「抱っこして」とか「ねぇねぇ、聞いて」のように、子どもが親に求めてくる愛着行動に対し、温かみをもって受け入れることです。
「甘えさせる」とは、そうすることによって精神的な要求を満たしてあげる行為をさします。
子どもが体験した嬉しい思い、楽しい思いだけでなく、つらい思いや悲しい思いといったマイナスの感情を抱いたときでも、それらの感情を受け止め、共感し、寄り添うのも、「甘えさせる」行為です。

一方で「甘やかす」というのは「お菓子がほしい」「おもちゃがほしい」などの欲求に対して、言いなりになってすぐに買い与えてしまったり、自分でできるはずの身の回りのことを、親の都合で手伝ってしまうといったようなことを指します。
「甘やかす」とは、子どもの物質的な要求を無条件に受け入れたり、本来子どもがするべきことを親がやってあげてしまったりする行為をさします。

これらを見極めて十分に「甘えさせる」ことが、世界への信頼を育み自立への基盤となるのです。

「つい我慢をしてしまう」人の対処法

では、上記に当てはまる人はどのように対処したらよいでしょうか?
まずはたくさん我慢をして頑張ってきた、子どものあなたに寄り添ってあげることが大切です。
本来子どもというのは、無邪気で親に迷惑をかけながら育つものです。
そうした時期でさえも、自分を押し殺して頑張ってきた子どものあなたを、十分にねぎらってあげることです。

よくやってきたね
えらかったね
もう大丈夫だよ
我慢しなくてもいいんだよ
どんな○○も大好きだよ

そうやって自分で自分の最大の味方になってあげることです。
そうすることで、子どもの頃に得られなかった安心感が少しずつ育ってきます。

さらには心理セッションなどを通じて未完了を完了させ、心の傷を癒すと同時に、その当時決めた思い込みを書き換えていくことで、その時々に応じた選択が可能になっていきます。

すべてを受け容れ自分で切り開く

親や環境が悪いとかではなく、親には親自身が背負った運命があり、すべてがその時点での最善だったのでしょう。
そして実は、その体験のおかげで身についたことも多くあるはずです。

一番いいのは、必要な時に必要な我慢ができることです。
我慢が必要な時には我慢出来るし、頼りたい時には頼れる…という風に、状況に応じて選択肢の中から選べる状態が、一番効率よく力を発揮できる状態です。

制限となる思い込みを最適化して自由で可能性あふれる日々を過ごしていきましょう



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