バランスが大事、と言われる本当の理由

正しいことをやっているはずなのに、どこか窮屈さを感じるとき。
「これでいいはずなのに、なぜかしっくりこない」
そんな感覚を覚えたことはありませんか?

それは、自分が足りないからではなく、少しだけ“偏り”が起きているサインなのかもしれません。

目次

正しいことが、苦しさになるとき

私たちは日々、

・観察が大事
・感じることが大事
・行動が大事
・休むことが大事

といった、さまざまな「大切な考え方」に出会います。
そして、それらはどれも間違いではなく、実際に助けになる場面も多いものです。

ただ、そのどれか一つに寄りすぎてしまうと、本来は自分を助けるはずのものが、いつの間にか苦しさにつながってしまうことがあります。


偏りが起きると、見え方が変わる

たとえば、

しっかりしようとしすぎて、力が抜けなくなる。
前向きでいようとして、しんどさを感じにくくなる。
相手を大切にする中で、自分の感覚がわからなくなる。
自分を守ろうとして、周りとの距離が広がっていく。

どれも「悪いこと」ではなく、むしろ大切にしてきた力のはずです。
ただ、そこに偏りが起きると、見え方や感じ方に少しずつズレが生まれていきます。

昼だけではなく夜があるように、晴れの日だけではなく雨の日があるように、私たちの中にも、いろいろな側面があって自然です。

どちらかをなくすのではなく、そのときに合ったものが使えること。
それが失われるとき、“ズレ”として苦しさが現れてくるのかもしれません。


バランスが大切な本当の理由

バランスが大切だと言われる理由を、ひと言で表すとするなら、「ちゃんと見るため」です。
ひとつの見方に寄りすぎると、本来見えているはずのものが見えにくくなります。

その結果、選び方や関わり方が少しずつズレていく。
逆に、バランスがあると、そのときの自分や状況に合った形で見て、感じて、選ぶことができるようになります。

「バランスが大事」と聞くと、半分ずつに整えるようなイメージを持つかもしれません。

けれど実際には、均等に整えることや、常に同じ状態でいることがバランスなのではなく、そのときの自分に合った見方や感じ方を、自然に使い分けられること。
そして、どこかに偏っていることに気づいたときに、別の視点も持てる余白があること。

その柔らかさのほうが、本来のバランスに近いのだと思います。


それでも、整わないときに起きていること

ここまで読んで、

「たしかにそうかもしれない」
「少し意識してみよう」

そう感じる方もいらっしゃると思います。

一方で、

・頭ではわかっているのに変わらない
・整えようとしても、同じところで崩れる
・気づいているのに、反応が止まらない

そんな感覚を持つこともあるかもしれません。
その場合、やり方の問題ではなく、そもそも「どこから見ているか」が影響していることもあります。

私たちは普段、無意識のうちにある前提や思い込みのフィルターを通して、物事を見ています。
そのフィルターがあることで、特定の見え方や反応が繰り返され、結果として同じズレが起き続けることもあるのです。

正しいことをしているのに苦しいとき、それは自分が足りないのではなく、見え方に少し偏りがあるだけかもしれません。
だからこそ、無理に頑張るよりも、見え方そのものにやさしく目を向けていくこと。
そこから、自然な変化が始まることもあります。


もし、

「わかっているのに変わらない」
「同じパターンを繰り返してしまう」

そんな感覚があるとしたら、ひとりで整理するのが難しい部分に触れているサインかもしれません。
必要なタイミングが来たときに、思い出していただけたらうれしいです。








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