ビリーフとは?

人生には様々なお悩みはつきものです。
お悩みというのは、それを通して成長したりもできますから、すべてが悪いものではないですが、中には自分の成長を阻み、幸せから遠ざけるようなものもたくさんあります。
今日はこうしたお悩みの根本原因となるビリーフについてみていきましょう。

目次

ビリーフとは?

世の中を見るサングラス

ビリーフというのは、人が意識的、無意識的に正しいと信じている「思いこみ」や「固定観念」「信条」などのことです。

同じ事柄を経験しても人にとって捉え方はそれぞれです。
例えば職場でミスをしたとしましょう。

その時にAさんは
「ミスは誰にでもあるもの。次からはしないよう対策を立てよう」
と思ったのに対して、Bさんは
「なんて自分はダメなんだ。きっとみんなもそう思ってるに違いない」
と思いました。

事実は「職場でミスをした」ということだけですが、その時にAさんのように「誰にでもある」と捉えるか、Bさんのように「自分はダメな人間だ」と捉えるかで、そのあとの行動などは雲泥の差になってしまいますね?

この思考の元になっているものがビリーフであり、私たちが世の中を見る時のサングラスのようなものです。
それぞれが身につけたビリーフというフィルターを通して世の中を見ることで、それぞれの世界観(出来事に対する意味づけ)が形成されているのです。

ビリーフの作られ方

ビリーフは、多くの場合、0歳~15歳ぐらいまでの間に、「強い感情をともなう経験」や「強い影響力を持つ人(主に両親)の言動」「繰り返し」などによって刷り込まれます。

子どもの頃は純粋で真っ白な状態ですから、どんなことも書き込まれやすく、直接の言語によるものもあれば、まだ言葉がわからない乳幼児期などは、表情、態度、雰囲気、声のトーンやスピードといった非言語的なものもあります。

幼少期に作られるビリーフは、「生き延びるため」「愛されるため」に作られるため、無意識のことがほとんどです。
そして多くの場合は生存本能に直結しているために、私たちのブレーキとなり生きづらさにつながっていたりするんですね。

ビリーフと性格

性格とは

私たちが性格と呼んでいるものは、その人の「ビリーフ」に基づいて行われる

○○の状況では(場面)
○○のように考えて(思考)
○○のように感じて(感情)
○○のように振る舞う(行動)

というその人の反応のパターンを指しています。
ビリーフによって作られた反応のパターンがそのビリーフを強化しながら性格を作っていきます。

そして人は無数のビリーフが書き込まれた、独自のルールブックを持っています。
そのルールブックにあるビリーフが組み合わさって反応のパターンを形成し、その人の人生を作っていくのです。

リミッティング・ビリーフ(無意識の禁止令)

「リミッティング・ビリーフ」とは、ビリーフの中でも、私たちが意識的、無意識的に信じている、自分の能力や可能性について抱く制限や制約となる「思いこみ」や「固定観念」「信条」などのことです。

幼少期に身につけたリミッティング・ビリーフは、限られた知識と経験に基づいて作られるため未熟なものが多く、大人になってからの生きづらさに直結する場合が多くあります。

お悩みの原因と解決方法

日々私たちを悩ませるお悩みの根本原因の99%は、自己を犠牲にして作られた幼少期の「リミッティング・ビリーフ」にあると言われます。

それら幼少期に作られた「リミッティング・ビリーフ」を発見し、書き換えることで、その人の反応パターンを修正し、悩みや問題を根本的に解決することが出来るのです。

この「リミッティング・ビリーフ」は潜在意識に潜んでいるため、なかなか自分ひとりでは見つけにくいという特徴がありますが、心の専門家となら一緒に見つけていくことが出来ますし、書き換えることもできるのです。
リミッティング・ビリーフは制限であり、それを書き換えることで可能性が開かれ、伸びしろが生まれます。
私たちはありたい世界を描いていける存在なのですよね。

次回からは代表的な24のリミッティング・ビリーフについてみていきましょう。

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