24のリミッティング・ビリーフ≪成長に関するもの≫④考えてはいけない(自分が考えたいように考えてはいけない,特定のことについて考えてはいけない)

今日は代表的な24のリミッティング・ビリーフの中から考えてはいけないというビリーフを見ていきましょう。

目次

考えてはいけない

このビリーフを強く持っていると

・考えを求められると頭が真っ白になる
・自分の意見がない、自分で決められない
・考える前に感情的になってしまう(キレる、悲しくなるなど)
・考えるのが苦手、自分は頭が悪いと思う


などのお悩みにつながることがあります。

このビリーフを持っている人は、「誰か他の人が代わりに考えてくれるから、自分は考えなくていい」と心のどこかで思っています。
そして自分の意見を求められた時や、何か問題が起こって解決方法を考えなければならない時に、頭が混乱してパニックを起こすことがあります。
また、考える作業に対して苦手意識を持っていることが多くあります。

考えてはいけないが派生した形として、「自分が考えたいように考えてはいけない(誰かが考えるように考えないといけない)」「特定のことについて考えてはいけない(お金や遊び、仕事、セックス等)」があります。
「結論が出ないように、一番大事なところは考えないようにして、あまり関係のない周辺のことばかりを考える」「どのように考えるのが一番良いか、考える方法を考える」という人もいます。

刷り込みの場面

以下のような場面やケースで、このビリーフが刷り込まれることがあります。

  • 「ああしろ、こうしろ」と指示的で支配的な親に育てられた
  • 「あなたは私の言うとおりにさえしていればいいのよ」「お前は私の言う通りにしないと失敗するよ」というタイプの親だった
  • 自分で考えたことに対して、親が否定的、批判的だった
  • 自分の考えを馬鹿にされたり、笑われたりした
  • 「○○(お金、遊び、セックスなど)のことは考えてはいけない」と教育された
  • 感情的になりやすい親だった(考えられない親)

いかがでしょうか?「他のことはお母さんが考えるから、あなたはただ勉強して、いい学校に入ることだけを考えていなさい」のように、子どもの考える能力を禁止したり、低く評価するような親によって考えてはいけないが刷り込まれます。
何でも先回りして子供に指示を出す、過保護で過干渉な親との関りを通して、子どもが自分で考えるのを止めてしまう場合も多くあります。
考える前にすぐに感情的になってしまう「考えられない親」をお手本にする場合もあります。

ですが、ビリーフは自分で取り込んだものですから、いつからでも変更が可能です。
不要なビリーフを書き換えたり最適化することで、生きづらさを解消して幸せな日々を過ごしていきましょうね。

ビリーフチェンジ後の可能性

このビリーフを解消していくと次のような効果が期待できます。

  • 自分の意見を持てるようになる
  • 考えを求められてもパニックにならずに答えられる
  • 人に聞かなくても自分で物事を決められるようになる
  • 感情的にならずに理性的に対処できる
  • 考えることを先延ばしにせず物事をすすめられる
  • 特段に考えるのが苦手とか頭が悪いとは思わない
  • しっかりと考え結論を出すことができる
  • 核心を見極めて対処できる

不要なビリーフを書き換えて、可能性を開いていきましょうね。



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