24のリミッティング・ビリーフ≪精神・身体に関するもの≫②正気であってはいけない
今日は代表的な24のリミッティング・ビリーフの中から正気であってはいけないというビリーフを見ていきましょう。
正気であってはいけない
このビリーフを強く持っていると
・気がおかしくなりそうなことがある
・「変わっている」「変だ」と言われると嬉しい
・変わった興味を持っていたり、変態、異常だと思う
などのお悩みにつながることがあります。
このビリーフを持っていると、「無意識に自分で自分を追い詰めて、気を狂わせようとする」「変わった言動によって周囲の注目を集める、周囲をコントロールしようとする」といった特徴を持ちます。
刷り込みの場面
以下のような場面やケースで、このビリーフが刷り込まれることがあります。
- 頭がおかしいかのような発言や行動をした時だけ、人からほめられたり注目をしてもらえた
- 統合失調症などの精神病を持つ親や親戚のおかしな発言や行動を真似しても、誰からも直されなかった
- 両親から愛してもらえない事実に直面して、気が狂いそうになるほどの絶望的な悲しみ、怖れを感じ、そうした絶望的な悲しみや恐れを感じなくても済むように、自分や他人に対して怒りや憎しみを持つようになった(「私はいたって普通だ。お前は私の気をおかしくさせる気か!」)
いかがでしょうか?もし、子どもが頭がおかしいかのような行動をした時だけ周囲から注目されたり、他人の頭のおかしな行動を真似しても矯正されない時に、正気であってはいけないが刷り込まれる可能性があります。
また、精神病の親や親戚の言動をお手本にして、身につける場合もあります。
統合失調症の親を持つ子供の中には、現実の認知に困難を伴う場合もありますが、これは親からの正気であってはいけないのメッセージの影響です。
そうした子供たち自身は、本当は精神病ではないため、サイコセラピー(心理療法)で矯正することが可能です。
不要なビリーフを書き換えたり最適化することで、生きづらさを解消して幸せな日々を過ごしていきましょうね。
ビリーフチェンジ後の可能性
このビリーフを解消していくと次のような効果が期待できます。
- 自分で過剰に自分を追い詰めたりしない
- 自分の感情を隠すために自他を傷つけたりしない
- 変わった言動をしなくなるため過度に悪目立ちしない
- いたってノーマルな精神状態でいられる
不要なビリーフを書き換えて、可能性を開いていきましょうね。
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