24のリミッティング・ビリーフ≪成長に関するもの≫①子供であってはいけない
今日は代表的な24のリミッティング・ビリーフの中から子供であってはいけないというビリーフを見ていきましょう。
子供であってはいけない
このビリーフを強く持っていると
・つい期待に応える振る舞いをする
・いつも面倒を見る役回りになってしまう
・人にどう思われるかが気になる
・わがままを言ったり甘えたりできない
・子供や子供っぽい人を見るとイライラする
・誰からも気にいられたい
などのお悩みにつながることがあります。
このビリーフを持っていると、人に甘えることや人に頼ること、わがままであることや自分の気持ちを優先することを我慢して、自分よりも他人(の気持ち)を優先しようとします。
迷惑をかけたくない、嫌な気持ちにさせたくない、誰からも気に入られたいという気持ちが強く、常に「いい子」や「良い人」であろうとします。
人の面倒見が非常によく、可哀相な立場の人に対して、過度に共感的、同情的であるという傾向があります。
また、まれではありますが、心の中で感じている「良い子でなければならない」という不自由な感覚に抵抗して、あえて反抗的であったり、過剰に自由に振舞おうとする人もいます。
刷り込みの場面
以下のような場面やケースで、このビリーフが刷り込まれることがあります。
- 親のしつけがとても厳しかった
- 両親とも真面目でいつもきちっとした人だった
- 親から過度な期待をかけられ、親の思ういい子として振る舞ることを求められた
- 親から「あなたはお兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と言われて甘えさせてもらえなかった
- 親から「泣くのは赤ちゃんだけよ」等といわれ、子どもっぽいふるまいを許されなかった
- 時間を区切られるなど、自由や楽しみ、子どもらしい活動を禁止されていた
- いつも「良い子」を演じることで、親から愛されようとした
- 子供の頃に父親を亡くし、「自分がしっかりしなくては」「自分が残りの家族の面倒を見よう」と決断した
- 両親のけんかが絶えず、それを見るたびに「自分が何とかしなければ」と思っていた
- いつも親が大変そう(忙しそう)にしていて、「自分だけ遊んではいけない」「自分もしっかりしなければ」と決断した
- うつ状態の親を喜ばせようとしたり、子どもの頃から親の感情の面倒を見て「自分が親を幸せにしてあげよう」と決断した
- 性的、肉体的虐待を受けた時に「子供だからこんな風に虐げられたんだ」と思い込み子供であることをやめた
いかがでしょうか?親が自分の子供に対しても、子どもらしくあることを許さない状況で、子供であってはいけないが刷り込まれます。
自分を犠牲にして親の感情の面倒を見たり、自分だけが子供でいては申し訳ないと思ったりなど、子どもであることをやめるという決断によって刷り込まれたりします。
長男や長女に多いリミッティング・ビリーフです。
ですが、ビリーフは自分で取り込んだものですから、いつからでも変更が可能です。
不要なビリーフを書き換えたり最適化することで、生きづらさを解消して幸せな日々を過ごしていきましょうね。
ビリーフチェンジ後の可能性
このビリーフを解消していくと次のような効果が期待できます。
- いつも親的な立場でなく対等な関係が築ける
- 必要な時には甘えたり頼ったり、面倒をみてもらうこともできるため過剰に無理をせずに済む
- 「かわいそう」と共感的、同情的に見ないことで人が成長する
- 必要に応じて感情表現や意思表示ができるためため込まず、良い人間関係が築ける
- 子供っぽい人がいても気にならない(イライラしない)
- 無理な時は断れるため抱え込みすぎない
- 必要以上に人の目が気になることがないため、自由度が広がる
- 評価や失敗を過剰に恐れないためチャンレンジができ可能性が広がる
不要なビリーフを書き換えて、可能性を開いていきましょうね。
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